私が今回この活動に参加した理由は

発展途上国に行き日本との生活や環境、文化の違いを感じ

自分の視野を少しでも広げたいと思ったからです。

 

無医村地域ということで、その中で自分ができることは何なのか。

私にも何かできることはあるのか

それ以前に、行くと決めた後はすぐに準備に取り掛かることができず

提出物も遅くなったり協会の方と連絡をとらず本当に行くという意思表示も曖昧なままでした。

行く直前まで本当に行くのかとずっと迷いがありなかなか踏み出せずにいました。

そんなことをしていたのでネパールで準備をしてくださっているチームの方にも日本でやりとりしてくれている協会の方にも本当にご迷惑をかけてしまいました。

 

私はボランティアに参加するだけの一個人のお客様の感覚で参加していることに気がつきました。

 

この活動に参加するということは約一週間同じ志で生活、協力していくチームの一員として取り組んでいくということ。

その自覚、責任が足りていなかったです。

 

鍼灸の国家資格を所得したばかりで治療経験のない私は最初はどういう流れで何をしたら良いのか
ちゃんと把握せず分からないまま進めていました。

そこを曖昧にせず、運営の方にしっかり確認をとってシュミレーションをしておけば良かったと思いました。

 

どんどん患者さんが来るので

どんどん治療していこう

しかし言葉が伝わらない、患者さんはどんどん要求してくる

伝えたいことが伝わらない

焦りばかりが募ってしまい患者さんに怖い体験をさせてしまいました。

やっぱり私にはできなかった

自分のことばかりで思いやりがなかった

治療家にはなれないかもしれない…

 

色んな思いがこみ上げて来ましたがまだ沢山の人が並んでいる

メソメソしてる場合じゃないと
無理矢理気持ちを切り替えて、施設に戻りました

 

そんな大きな失敗がありましたが、会長を始め臨床の先輩たちにアドバイスをいただいたり

翌日に向けて新たな気持ちで頑張ろうと新たに気持ちを切り替えることができました。

翌日の患者さんで
右肩が全く上がらなかった高齢男性

 

みるみる肩が上がっていく変化にみんなで驚いて
興奮して喜び合ったこと

痛みが軽くなったと何度も何度も強く抱きしめてくれてお礼を言ってくださる方

会長が教えてくださったことは、

日本では、言葉も通じて言いたいことを伝えながら十分なくらいの物と環境が整っている中で治療ができるけど、

ここ(ネパール)では言葉も通じないし治療道具も不十分
その中で治療できること、効果が出せることをしていかないと。

といって、患者さんが色々訴えている間に
治療が始まりすぐに痛みが軽減した
と喜んで帰っていく姿をみて

 

言葉や環境が違っても鍼と灸があれば
どこでも治療ができるというのは

こういうことなんだと
真近で見せていただくことができて本当に貴重な体験でした。

良かったことも、反省することも
ここで経験させていただいたことは

私の未熟な治療家のスタート地点として
絶対に忘れられない、忘れてはいけない経験になりました。

ネパールでは
水はお腹を壊しやすい、トイレットペーパーがない、
環境が綺麗ではない、日本食が恋しくなる

ということを聞いていたのでお味噌汁など持っていったり

不安症な私はかなりの荷物を持って行ってしまいましたが、
用意していた荷物はほとんど使うことはなく、

ホテルも過ごしやすくクーラーもついていたので

快適に過ごすことができました。

辛いものが苦手な私にも、食べられるものはたくさんあり
食事も全く困らず過ごせました。

 

ネパールの方に挨拶をすると

みんな笑顔でナマステから始まり自己紹介を返してくださるので
毎日温かく穏やかな気持ちでいられましたし、

ネパールの方に話しかけることがとても楽しかったです。

道路や屋根の上で牛や猿が当たり前のように生活している
牛は神様で食べることはないけど、水牛は食べるよ

飛び交う派手なクラクション音
壮大なスケールの山々


どこまでも続く国立公園
沢山の人達とご飯を食べて踊って

飲めなかったお酒が
いつの間にかパニ(水)のようにアリアリ(少し)
飲めるようになったり…笑

ネパールの方たちは写真を撮る時に
無言でシャッターを押し続ける

それを見て自然と笑顔になれたり
夜はホテルに帰ってみんなと毎日大笑い

沢山泣いて笑って
今回一緒に活動できたみんながいてくれたから

こんなに楽しくて豊な時間が生まれて
人としてのあり方やチームであることなど、

勉強になること、今後に活かしていこうと
思うことが沢山見つかりました。

いく直前までずっと行こうか悩んでいた私の
背中を押してくれた協会の方

今回参加できて本当に良かったと感謝の気持ちでいっぱいです。

次回参加する時は

 

もっと治療効果をあげられるように
ネパール語を沢山つかえるように

ネパール鍼灸師さんともっともっと交流を深め
お手伝いできることを考えたい

考え出すとワクワクがとまりません
ありがとうございました。

大野彩音